午後はカイルアビーチを通り過ぎ、ラニカイビーチまで足を延ばした。
いつもと変わらない天国の海だった。
ただ砂浜の幅が少し短くなったのが気になった。
カイルアビーチは何年か前から砂の侵食が進んでしまって、防風林の根が海に向かって剥き出しになってしまっている。
もう全米でベスト5に選ばれていたころの面影はなくなった。
ワイキキは人工ビーチだけど、その砂浜も年々小さくなっている。
TVや新聞で知ってはいたけど、こうやって自分の大切な場所が侵されなければ、人間は自分の痛みとしてわからないのだな。
文明社会をすて去ることはできないけど、何かをあきらめれば、この場所がそのまま素敵なままで続いていくのなら、その何かを秤にのせてもいいと思った。

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